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ふとん | 【判断基準】
○ふとん側地又は中綿に使用される繊維(天然繊維及び化学繊維)のうち、ポリエステル繊維を使用した製品については、再生PET樹脂(PETボトル、繊維製品などを原材料として再生利用されるもの)から得られるポリエステルが、ふとん側地又は中綿の繊維重量比で10%以上使用されていること。
【配慮事項】 ○製品の梱包は、再生利用の容易さ、廃棄時の負担低減に配慮されていること
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この原案のポイントは、「生地もしくは中綿に、再生PET樹脂を10%使用する」というJBA参加企業の誰でもが実行できる基準でスタートし、ペットボトルを中心とするリサイクルの流れを押さえ、寝具業界全員が無理なく「循環型社会」形成の第一歩を踏み出す事にあります。
今後この基準は、下記を基本に改善を加え、進める考えです。
1. | 再生PET樹脂の使用率を高める。 |
2. | ふとんのリサイクルを容易にするため、混綿を止め、パーツごとに各中素材100%の単独での使用を推進する。 |
3. | 生地、充填物の同一素材化を図る。 |
これらの進捗を図りながら、リサイクルに適した商品には、「リサイクル適合品」の縫込みラベルとマークを、各生産工場に発行し、3Rの推進と、循環型社会の形成に取り組みます。
ご存知のとおり、ふとんは購買から廃棄までの使用年数のサイクルが長く、綿ふとんは打ち直し、羽毛ふとんはリフレッシュ、羊毛ふとんも丸洗い等の3Rがあり、天然素材は比較的環境負担は少なく、合成繊維もPET樹脂を中心にリサイクルが進んでいます。
これらの追い風と、これからの社会ニーズに合った環境型社会への提案を積極的に行い、寝具・寝装品業界の新しい道を切り開いて行きたいと思っています。
粗大ゴミの代表の一つに「ふとん」がある現状から、名実ともに「ふとんは3R社会の優等生」になるよう、皆様方のお知恵とご支援を頂けますよう、宜しくお願い申し上げます。
本年も宜しくお願い申し上げます。 ※3R:リデュース(削減)・リユース(再利用)・リサイクル(再資源化)
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