実施年月 |
取 組 み 状 況 |
備 考 |
平成 2年 12月 |
産構審:「今後の廃棄物処理・再資源化対策のあり方」
主要廃棄物14品目の一つに「ふとん」が取り上げられ、ガイドラインが示された。
(1)回収ルートの整備 |
(2)再資源化の検討 |
(3)広報・啓発活動の促進 |
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全日本寝具寝装品協会(JBA)内に検討委員会を設置 |
平成 3年 |
3月:JBA内に「ふとん廃棄物処理・再資源化対策委員会」を設置
(麻生普委員長ほか委員5名) |
(1)「回収ルート」について検討を開始
(2)リサイクル推進会議にJBAが入会 |
平成 5年 |
調査:会員企業を対象に「ふとんの廃棄処理に関するアンケート調査」を実施 |
(1)回収状況 ⇒ 31%の企業が回収を実施 └→下取りセールで回収83%
(2)処理方法 ⇒ 自社焼却64% 委託処理55% |
平成 6年 |
研究:「首都圏ふとんリサイクルモデル循環構想」をまとめる。 |
(1)故繊維業者の協力を得て実施 ⇒ 集積場所及び再利用の問題が発生 |
平成 7年 |
調査・研究:「寝具の流通と廃棄に係わる再利用用途開発のための調査研究」
(1)業界の廃棄ふとんの回収状況、処理方法 |
(2)地方自治体における清掃事業での「ふとん」の取扱い実態 |
(3)消費者のふとんの廃棄方法等の実態 |
(4)ふとんのリサイクル方法の可能性の調査研究 |
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当面のリサイクル方法 ⇒ サーマルリサイクル「RDF化」を目指すことが有効との結論。 |
平成 8年 9年 |
研究・開発:「廃棄寝具のサーマルリサイクル技術の開発」
(NEDO事業) |
(1)綿、ウール、ポリエステルを原料(混綿を含む)としたふとんについて、水をバインダーとしてRDF化装置の開発
(2)実験用プラントを建設し実証実験を行い技術確認。 |
平成 9年 |
研究・開発:「易リサイクル布団の商品開発」
・ポリエステル100%の易リサイクルふとんの商品開発を日本化学繊維協会と共同で実施 |
((財リーン・ジャパン・センター補助事業) |
(1)ふとん側地と中わたの易分離性を中心に検討。
(2)掛けふとん、敷きふとん、こたつふとんの試作と試作品の着用試験を実施。 |
平成10年 |
調査・研究:「廃棄ふとんの回収システム構築のための調査研究」
・廃棄ふとんのより有効的な回収システムを構築するため調査研究事業で、関東、中部、近畿の3地区で寝具専門店の協力を得てモデル回収を実施。併せて、モデル回収時に消費者アンケートを実施。 |
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(1)回収している企業数 |
⇒ 46% |
(2)回収数量 |
⇒ 生産量の11%に相当 |
(3)消費者の処分方法 |
⇒ 粗大ごみ39%
下取りセール20% |
(4)回収ルート |
⇒ 販売店45%
集積場所31% |
(5)回収頻度 |
⇒ 半年に1回55%
3ケ月に1回15% |
(6)リサイクルふとんの購入意識 |
⇒ 安価であれば購入59%
リサイクル観点から
購入24% |
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平成11年 |
調査・研究:「使用済みふとんのリサイクル用途開発のための調査研究」
(1)製造・卸売業の回収・リサイクル意識
(2)寝具専門店の回収・リサイクル意識
(3)廃棄物処理の技術動向
(4)ふとん綿の資源化技術調査と資源化実験 |
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(1)回収・リサイクルに関する意識 | |
・関心がある |
⇒ 卸84%、小売店92% |
(2)リサイクルを進める上で問題点 | |
・費用負担問題
・回収ルート・方法の確立
・保管場所
・リサイクル方法の確立
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⇒ 卸81%、小売店57%
⇒ 卸74%、小売店35%
⇒ 卸68%、小売店48%
⇒ 卸56%、小売店45% |
(3)小売店が回収拠点
・販促につながれば回収64%
・消費者から依頼が回収59%
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(4)資源化実験
・パルプ原料
・コットンわたの活性炭
・リサイクルボードの試作
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平成13年 |
検討:グリーン購入法「特定調達品目」の判断基準
・第一段階として、ふとん側地又は詰めものに再生ペット樹脂(再生ペット、繊維製品などを原材料として再生利用)を重量比で10%以上使用のこと。(斉藤委員長他各委員が担当) |
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9月に提案書を環境省に提出 |