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LISA SHOPの皆様に、社長とのQ&Aから

Q1 LISA SHOPをオープンしたのは?

 本当にお客様のお慶びになる寝具をお届けしたかったからです。お客様にとって役立つ寝具はどんな物なのか?作り手のこだわりとお客様への想いが1つになるようにチャレンジをしていきます。
第17回睡眠環境シンポジウムにて
代表取締役社長 斉藤栄一
Q2 今の仕事は?

 LISA SHOPに全力投球中です。もう一つは、歴史有るふとんの組合、全日本わた寝装品製造組合(全日綿)理事長に、平成15年5月22日就任しました。理事長として初めての仕事は、「日本製・MADE IN JAPAN」ラベルの発行です。このラベル管理費の一部は、親をなくして進学に苦しむ、恵まれない遺児の育英資金に寄付致します。LISAふとんシリーズには全て、このラベルを付けていきます。一人一人では中々慈善事業は出来ませんが、普段の仕事の中で人に役立つことが出来ればと思い、このラベルを作りました。
睡眠環境学会発表前の風景
 写真右が斉藤栄一。睡眠環境学会発表前の風景

Q3 10歳ぐらいお若く見えますが、何か秘訣でも?

 そんな事有りませんよ!頭が悪いからかな!? 経営者にとって若く見られる事はけしてよい事では有りませんから。それに特別な秘訣などありません。よく海外の方に、「何か身体に良い事をしているのですか?」と聞かれますが、朝8時から夜中まで仕事だし、お酒の機会も毎日あります。不摂生の塊です!!(笑い)。でもタバコは嫌い。それと親父が良いふとんにこだわっていたから、小さいときからいつも良いふとんに寝ていた。本当にふとん、特に中身って大切なんですよ!!!
東京三菱銀行経営者セミナーにて
 写真左は三菱地所株式会社取締役会長、福澤武氏。

Q4 工場に若い方が多いですね?

 彼ら彼女らが、そしてベテランスタッフが、カメックスを支えてくれています。ふとん工場ってなかなか想像が出来ないでしょう?皆さん見学に来られると、ふとんがオートメーション工場で作られるのに驚かれます。それと工場に埃が無い事に。ですからISOの申請も、比較的楽に行う事が出来ました。

Q5 何かメッセージは?

 「良い原料を使って、手間ひまをかけた納得のいく寝具・ふとんを作る。」
 作り手にとって、そして使う方にとっても、こんな当たり前のことが、価格競争とコストの壁に阻まれ出来ずにいます。「使う方にとって本当に良い寝具をお届けする。」これがLISA - LIVE IN SPACE ART - 『生き生きとした生活空間を創る』 LISAの原点です。これからLISAは、寝具に限らず生活空間を拡大したいと思います。最後になりますが、この機会をお借りして、お客様と直接接点を持って活動する為に、LISA SHOP開設のチャンスを与えてくださった、「中小繊維製造事業者自立事業」と、それに係った大勢の方々、一緒に作業を進めてくださった方々に感謝いたします。

株式会社カメックス代表取締役社長 斉藤栄一

 ぐっすり眠ると頭が良くなる?この斉藤社長との話の中で、おもしろい事をお聞きしました。睡眠と記憶が関係有るらしいのです。それは睡眠には、記憶を固定化する働きがあるとのお話でした。人の記憶の仕組みには、実験心理学の忘却曲線モデルがあります。これは、同一条件の記憶であれば、睡眠を取った場合の方が覚醒時よりも忘却の進み方が遅くなると言うものです。皆さんも徹夜の一夜漬けで覚えた事は、その後すぐに忘れてしまった、と言う事が有りませんでしたか?受験生の皆さんは、しっかり勉強して、良いふとんで質の良い睡眠をとることが、もしかすると合格の近道かも知れませんね!

  足利工業大学 睡眠科学センター センター長 小林敏孝博士は、「成熟社会の眠りについて」というお話の中で、「眠りは脳や身体の発達に不可欠なだけでなく、成熟社会を、生き生きと充実して過ごすには、質の高い眠りと、眠りをフォローする高品質の睡眠環境・寝具・ふとんが大切。」とおしゃっています。

聞き手:M.K


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