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ふとんの豆知識
使い方と注意
ふとんの種類 |
お手入れ方法 |
羽毛(羽根)ふとん |
@小さな穴でも羽毛が飛び出しますので、絶対に針や安全ピンで襟カバーなどを付けないでください。
Aふとん生地や縫い目などから多少羽毛が出てくることがありますが、使用上問題はありません。
B臭いがしたら、ふとんを折りたたんで臭気を押し出し、新しい空気と入れ換えて3〜4時間、日に干してからお使いください。 |
羊毛(ウール)ふとん |
@羊毛は季節や環境、使用状況等により若干臭うことがあります。臭いが強い場合は3〜4時間、日に干してからお使いください。 |
ふとん全般 |
@ふとん生地の傷みや汚れを防ぐため、カバーやシーツを掛けてお使いください。カバーやシーツはこまめに洗濯してください。
Aふとんは日に干すか、ふとん乾燥機をご使用ください。暖かさ、かさ高、弾力が増し、使い心地がよくなります。 |
寝具の手入れ方法
日常の手入れ項目 |
注 意 事 項 |
ふとんの上げ下ろし |
毎日 |
ふとんを干す時間帯 |
午前10時〜午後3時までに |
日干し後のふとんの取り込み方法 |
ふとんの表面のホコリを軽く取り除くようにし、強くふとんを叩かないこと。 |
ダニ対策 |
ダニアレルギーの方は、アレルゲンとなるダニの除去のために、ふとんを干して湿気を飛ばすこと。
ふとんの表面に掃除機をかけて、ダニの死骸やフンも吸い取ること。 |
干し方
@ |
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天気のよい乾燥した日に、午前10時から午後3時ごろに、全面が日に当たるように両面を干してください。 |
A |
ふとん生地の傷みを防ぐため、カバーやシーツで覆って干してください。 |
B |
ふとん叩き等で強くたたかないでください。強くたたくとふとん生地や詰めものを傷める恐れがあります。 |
C |
干す時間と頻度 |
ふとんの種類 |
干す時間 |
干す頻度 |
綿(コットン)ふとん |
片面2時間位 |
週に1〜2回程度 |
合繊(ポリエステル)ふとん |
羊毛(ウール)ふとん |
週に1回程度 |
羽毛(羽根)ふとん |
片面1時間位 |
月に1〜2回程度 |
真綿ふとん
絹ふとん |
干すときには陰干しにしてください。
直射日光はお避けください。 |
収納と保管の仕方
@ |
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湿気の少ない場所に、敷きふとんは下に、掛けふとんは上に収納してください。 |
A |
しばらく使わないときは、一度日に干してから、カバーやシーツをはずし、湿気の少ない場所に保管してください。 |
B |
ダニやカビを防ぐため、使わない間でも、ふとんはときどき日に干し、押入れも乾燥させてください。 |
洗い方
@ |
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部分的にふとん生地が汚れたら、すぐにつまみ洗いし、十分乾燥してください。 |
A |
クリーニングする場合には、専門業者か、寝具専門店にご依頼ください。ご家庭での水洗いは、ウォッシャブルと表示してある薄いもの以外はお避けください。
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B |
一般家庭での洗濯が可能(ウォッシャブ)なふとんの洗い方 |
@洗濯機をご使用の場合は「大物コース又はふとんコース」をご使用ください。
Aすすぎを充分した後に、脱水は洗濯機又は手絞りで軽く行ってください。
B乾燥は風通しのよい日陰に干し、軽く叩いて詰めものの片寄りを直し、竿に2本掛けして吊り干しで十分に乾燥してください。
C洗濯水の温度及び洗剤は次のものをご使用してください。
・羊毛(ウール)ふとん、羽毛(羽根)ふとん
⇒ 洗濯水は30℃以下、洗剤は中性洗剤をご使用ください。
・合繊(ポリエステル)ふとん
⇒ 洗濯水は40℃以下、洗剤は合成洗剤をご使用ください。 |
綿(コットン)ふとんの打ち直し
@ |
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日に干してもふくらまなくなったら、打ち直しにお出しください。 |
A |
ふとん生地の汚れがひどいときは、打ち直しにお出しください。 |
B |
打ち直しは、掛けふとんは5年位、敷きふとんは3年位が目安です。 |
羽毛(羽根)ふとんのリフォーム(仕立て直し)加工
@ |
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ふとんのかさ高が減ってきたら、リフォーム加工にお出しください。 |
A |
ふとん生地の汚れがひどいときや、詰めものが極端に片寄ってしまったときに、リフォーム加工にお出しください。 |
B |
リフォームは、5年位が目安です。 |
ふとんの買い替えの目安
@ |
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ふとんは使用又は保管により、ふとんのかさ高性の低下が起こります。それにより保温性が当初よりも落ちてきます。 |
A |
使用期間が長くなると、汗などの不純物がふとん生地や詰めものに付着するので、衛生的にご使用いただくためには日頃の手入れが欠かせません。 |
<ふとんごとの買い替えの目安>
ふとんの種類 |
一般的な買い替えの目安 |
その他の目安 |
綿(コットン)ふとん |
掛けふとん ⇒ 約5年
敷きふとん ⇒ 約3年
ただし、打ち直しでの再生が可能です。 |
ふとん生地の汚れがひどいときや、詰めものが極端に片寄ってしまったときなどは、打ち直し、リフォーム、丸洗い又は買い替えをお勧めします。 |
合繊(ポリエステル)ふとん |
掛けふとん、敷きふとん ⇒ 約5年 |
羊毛(ウール)ふとん |
掛けふとん ⇒ 約5年
敷きふとん ⇒ 約3年 |
羽毛(羽根)ふとん |
掛けふとん ⇒ 5年に1度は点検。
必要ならリフォーム |
真綿ふとん |
掛けふとん ⇒ 約5年 |
室温に応じた寝具の組み合わせ
● 夏………熱がこもらず、吸湿・放湿性、透湿性が良いふとん。
● 冬………保温力の高いふとん。
シーツやカバー類、パジャマ類など肌に直接触れるものは、その触感も安眠に影響します。
<室温別の寝具の組み合わせ>
部屋の温度 |
寝具の組み合せ例 |
5℃〜10℃ |
毛布、肌掛けふとん、掛けふとん |
10℃〜15℃ |
毛布、掛けふとん |
15℃〜20℃ |
綿毛布、肌掛けふとん又は合掛けふとん |
20℃〜25℃ |
肌掛けふとん |
25℃以上 |
綿毛布かタオルケット又は夏掛けふとん |
ご理解いただきたいこと
@羽毛(羽根)ふとんの羽毛の吹き出しについて
羽毛の吹き出しを防止するための加工をふとん生地に施し、縫製時にも注意を払っておりますが、羽毛ふとん本来の機能を生かすためには、通気性が必要なことから、多少の羽毛の吹き出しがみられることもあります。少量であれば使用には差し支えありません。
A羽毛(羽根)ふとん、羊毛(ウール)ふとんの臭いについて
ふとんの購入直後や長期間保管された後に、羽毛や羊毛は動物性繊維のため多少の臭いを感じるときがあります。これは密閉されたケースなどに保管の場合、臭いがケースなどにこもるためです。
日干しなどで乾燥させ、ふとんを折りたたんで押さえて中の空気の入れ替えを行えば、自然と臭いは薄れますが、多少の天然の臭いが残る場合もあります。
B羊毛(ウール)敷きふとんのヘタリについて
ウールの繊維には特有のちぢれやスケール(ウロコ)があり、当初はかさ高があります。しかし、使用している間に汗や熱などでウール繊維のウロコ同士が絡み合って回復を阻害するようになります。これをフェルト化といい、ふとんのヘタリにつながります。しかし、ウールの特性から保温性、吸湿・放湿性などの機能はほとんど変わりません。
Cふとんのクリーニングによる劣化、風合いの変化などについて
クリーニングは、汚れを落とすために水洗剤、あるいは溶剤などが使われ、ふとんには機械的な負荷がかかります。そのため、ふとん生地や詰めもの素材や構造により、クリーニング後に形状や風合いに多少の変化が生じます。これはある程度やむを得ません。
例えば、羽毛ふとんではクリーニングすることで、ふとん生地の羽毛の吹き出し防止加工の効果が多少落ちて、当初より羽毛が出やすくなることがあります。
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